オーストリアのザルツブルグ風景。オーストリアは任地ではないが、休暇を利用して妻と旅行した際、日も暮れて薄暗くなったので慌てて気に入ったこの場所に戻って筆と絵の具を走らせた。1984年の夏のことである。ザルツブルグと「外交官」は直接の関係はないが、この小さな街の歴史と文化と国際性は、外交官の持つべき素養と相通ずるものがあると思う。